2010.03.01
カトリーヌ・ドヌーヴ(Catherine
Deneuve)の最新主演作『隠された日記/母たち、娘たち(仮題)』が、国際女性の日(3月8日)のイベント”Femme@Tokyo”の一貫として2月28日、東京・大手町の日経ホールで上映され、フランス大女優、カトリーヌ・ドヌーヴが2007年のフランス映画祭以来3年ぶりに来日しました。
3年前の来日の際、「街を歩くと、皆さんは携帯に夢中で、私にも気づかない。」と日本の印象を語った、カトリーヌ・ドヌーヴさんは「今では、携帯狂の波はフランスまで押し寄せている」とコメント。
『隠された日記/母たち、娘たち(仮題)』はカナダで働く娘、オドレイの妊娠を機に、ドヌーヴが、扮する母マルティーヌ実家へ休暇で戻り、祖母ルイーズが綴った日記を見つけ、知られざる半世紀の歴史のなかで、3世代の女たちの生き方の違い、自由の問題について描かれた作品です。
かつて未婚の母となり、社会的なバッシングを浴びた経験をもつドヌーヴ自身、女性の自立をテーマに描いた本作を大変気にっており、女性の自立について、「私は女優という仕事のおかげで、幸いにも毎日定時の出勤も免れ、家族とふれあう時間がもてます。また、幸いにも経済的にも恵まれており、仕事の時は、家政婦さんを雇う事ができ、大変恵まれたていると思います。ですから、毎日定時に出勤し働きながら家庭と両立させている女性をとても尊敬します」と語った。
映画『隠された日記〜母たち、娘たち〜(仮) 』は今秋、銀座テアトルシネマで公開予定
■『隠された日記〜母たち、娘たち〜(仮)』
配給:アルシネテラン
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