ドーバー海峡を泳いで渡る―
対岸のイギリスに暮らす恋人に会うために。
Synopsis / シノプシス
17歳のクルド人難民ビラルは、イラクからフランス最北端のカレにたどり着く。恋人の住むイギリスへ密航を試みるも失敗。ビラルには、英仏海峡を泳いで渡る手段しか残されていなかった。一方、フランス人のシモンは、かつては水泳選手として名を馳せたもののいまではコーチの職に甘んじ、妻とは別居中の身だ。
そんな二人が市民プールで出会う。ビラルにクロールを指導することは、シモンにとって、難民を支援する団体に属する妻の心を取り戻すためにすぎなかった。しかし次第に二人の間には父子にも似た感情が流れ始める。果たして、ビラルは海峡を泳ぎ切り、イギリスの地を踏むことができるだろうか…。
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現在のフランスにおける難民の現状を浮き彫りにしながら、人種や年齢を越えて芽生えた絆や登場人物それぞれが愛する者と真摯に対峙する姿に光を当てた、ヴァンサン・ランドン主演の感動のドラマです。
本国フランスでは、フィリップ・リオレ監督の、カレ警察をヴィシー政権時のそれに例えた発言をめぐって市長や移民担当大臣をも巻き込む論争が起こった話題作です。 |
Réalisation / 監督
・Philippe Lioret / フィリップ・リオレ
Scénario / 脚本
・Philippe Lioret / フィリップ・リオレ
・Emmanuel Courcol / エマニュエル・クールコル
・Olivier Adam / オリヴィエ・アダム
Interprètes / 出演
・Vincent Lindon / ヴァンサン・ランドン
・Firat Ayverdi / フィラ・エヴェルディ
・Audrey Dana / オドレイ・ダナ
他
Durée / 110分 2009年 フランス映画(フランス語・英語・クルド語)
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