フランス語学習ネット講座 フランス語の文法

フランス語 条件法現在 / Conditionnel Présent

フランス語の条件法現在は現在の事実に反する仮定を表す文(〜だったら、〜なのになあ)や、推測,語気の緩和などを示すのに用いられます。

フランス語条件法現在の作り方

直説法単純未来の語幹に、半過去の語尾(-ais, -ais, -ait, -ions, -iez, -aient)をつけると条件法現在になります。

単純未来の動詞の語幹 + 半過去形の語尾 ( -ais, -ais, -ait, -ions, -iez, -aient)

例)AIMER / j'aimerai → aimerais
  VOULOIR / je voudrai →voudrais

AIMER

j'aimerais
tu aimerais
il aimerait
elle aimerait
nous aimerions
vous aimeriez
ils aimeraient
elles aimeraient

VOULOIR

je voudrais
tu voudrais
il voudrait
elle voudrait
nous voudrions
vous voudriez
ils voudraient
elles voudraient

 

ÊTRE je serais
AVOIR j'aurais
FAIRE je ferais
VOIR je verrais
ENVOYER j'enverrais
ALLER j'irais
VENIR je viendrais
POUVOIR je pourrais
VOULOIR  je voudrais
DEVOIR je devrais
SAVOIR je saurais
RECEVOIR je recevrais

 

フランス語条件法の用法

(1) 非現実的な仮定

現在の事実に反する仮定を示す文で、その起こりえた結果を条件法で表します。
- Si j'avais le temps, j'irais en France.
  ↑       ↑
直説法半過去 + 条件法

時間があれば、フランスに行くのにな〜。

仮定法現在には、(直説法現在+単純未来)と(直説法半過去+条件法)がありますが、使い分け方は以下のとおりです。

a) Si j'ai le temps, je viendrai vous voir.
  直説法現在 + 単純未来
時間があれば、あなたに会いに行きます。

b) Si j'avais le temps, je viendrais vous voir.
   直説法半過去 + 条件法
時間があれば、あなたに会いに行くのにな〜。

a)は「時間があれば会いに行く」という単純な事実を述べているのに対して、b)は「会いに行きたいのにいけない」という話し手の残念な気持ちを表現されています。
事実と反する仮定「もし〜だったら…なのに」の「…なのに」の部分に条件法現在が用いられます。

- Je lui téléphonerais, si j'avais son numéro.
電話番号を持っていたら、彼(彼女)に電話するのにな〜。
(電話をしたいが、電話番号は持っていない)

(2) 語気暖和

条件法を使うと、直説法より丁寧な言い方になります。また、助言をいう際は、『〜をするべきですよ』のように、口調の暖和になります。

・丁寧な言い方
- Je voudrais essayer cette jupe.
このスカートを試着したいのです。

- Vous pourriez m'aider, s'il vous plaît ?
手伝っていただけますか?

- Vous auriez un stylo, s'il vous plait ?
ペンをお持ちではないですか?(ポテルなどでペンを借りる時の丁寧な言い方)

・助言や提案
- Tu ne devrais pas manger trop de chocolat.
そんなにチョコレートを食べ過ぎないほうがいいよ。

- Pourquoi tu n'apprendrais pas le japonais ?
日本語を習ってみたら?

(3) 推測・疑惑(特に報道などで断定を避けるために使われます)

- L'entreprise déménagerait bientôt.
会社は移転するらしい。(噂で聞いた話で確かではない)

- Le président devrait se rendre au Japon.
大統領は来日する模様。(まだ正式発表ではない)

- Au cas où vous auriez des problèmes, téléphonez-moi.
問題があったら、電話ください。 (au cas où の後で推測を伝えるのに用いる)

(4) 過去における未来(時制の一致)

- Il m'a dit qu'il me téléphonerait. (Il m'a dit que "Je vous téléphonerai.")
彼は私に電話すると言った。

フランス語条件法が実際に使われているフランス語会話

条件法が実際のフランス語会話で使われているインタビューや映画のセリフです。
活きたフランス語会話でどのように条件法使われているか注意してみて下さいね!

(1) 女優 ナタリー・バイのインタビュー

- Et si vous apprenez bien le français, j'aimerais bien que vous m'appreniez bien le japonais.
フランス語を覚えたら、私に日本語を教えてもらいたいです。

http://www.france-jp.net/02info/03video/119.html

(2) 女優 エレーヌ・ヴァンサンのインタビュー

- Si vous avez décidez d'apprendre le français, d'abord je vous félicite, et je vous admire parce que moi, je serais bien incapable d'apprendre le japonais.
フランス語を学ぼうと決めた皆さんを褒め称え、称賛します。
だって私には日本語は覚えられませんからー

(3) 映画『クロワッサンで朝食を』予告編セリフ

MAÏ : Et bien, oui ! Elle pensait que notre visite te ferait plaisir.
マイ:私達が訪れたら喜ぶと思ったの。

(4) 映画『最強のふたり』予告編セリフ

PHILIPPE : Sinon, vous pensez que vous seriez quand même capable de travailler ? 
フィリップ:この仕事はできると思いますか?

 
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